Docker MCP

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Dockerコンテナの管理・操作をAIエージェントから直接実行できるMCPサーバー。実行中コンテナの状態確認、ログ取得、イメージのビルド・プッシュ、Docker Composeのサービス管理など、日常的なコンテナ操作をAIへの指示だけで完結させます。

開発・DevOpsDockerコンテナDevOpsイメージDocker ComposeインフラCI/CD
最終確認:
2026-03-30
ライセンス:
Apache-2.0

設定方法

{
  "mcpServers": {
    "docker": {
      "command": "docker",
      "args": [
        "run",
        "--rm",
        "-i",
        "--mount", "type=bind,src=/var/run/docker.sock,dst=/var/run/docker.sock",
        "mcp/docker"
      ]
    }
  }
}

概要

Docker MCPは、Dockerが公式に提供するMCPサーバーです。コンテナの起動・停止・ログ確認・イメージ管理など、日常的なDockerオペレーションをAIエージェントが直接実行できるようになります。

npmパッケージではなくDockerイメージとして配布されているため、docker.sock をマウントするだけでセットアップが完了します。Node.jsのインストールは不要です。

CursorやClineでバックエンドの開発を行っている場合、ターミナルを切り替えることなくAIにコンテナ操作を委ねられるため、開発フローが大幅にスムーズになります。

導入手順

1. Docker Desktopの確認

macOSまたはWindowsではDocker Desktopがインストール・起動済みであることを確認してください。Linuxでは Docker Engine が動作していれば問題ありません。

2. MCPイメージのプル

docker pull mcp/docker

3. 設定ファイルへの追記

Claude Desktop の claude_desktop_config.json に設定を追加します(上記の設定例を参照)。

docker.sock へのバインドマウントにより、AIがホストのDockerデーモンに接続して操作を実行します。

使い方の例

コンテナ状態の確認:

「今起動しているコンテナの一覧と
 それぞれのCPU・メモリ使用率を表示して」
→ docker psとdocker statsを実行して結果を整形して表示

ログ解析とデバッグ:

「api-serverコンテナの直近100行のログを取得して、
 エラーや警告をピックアップして原因を教えて」
→ docker logsを実行し、エラーパターンを解析して原因を推定

環境のクリーンアップ:

「停止状態のコンテナ、未使用のイメージ、
 孤立したボリュームを全部削除してディスクを空けて」
→ docker system pruneを適切なオプションで実行

Docker Composeの管理:

「docker-compose.ymlのdbサービスだけ
 再起動して、ログが正常に出るか確認して」
→ docker compose restart dbを実行してログを確認

注意事項

  • docker.sock をマウントしてAIがアクセスできる状態は、ホストシステムへのフルアクセスに相当します。信頼できる環境でのみ使用してください。
  • 本番環境のDockerデーモンへの直接接続は避け、開発・ステージング環境での利用を推奨します。
  • コンテナの削除・停止は取り消せない場合があります。AIへの指示は具体的かつ明確に行ってください。

主なユースケース

  1. 「今動いているコンテナの一覧とCPU・メモリ使用率を見せて」と聞くだけでリソース状況を把握する
  2. 「api-serverのログで直近のエラーを抽出して原因を教えて」とAIに指示してトラブルシューティングを加速する
  3. 「本番イメージをビルドしてレジストリにプッシュして」とAIに依頼してデプロイ前の準備を自動化する
  4. 「停止中のコンテナと使われていないイメージを全部削除して」とAIに指示して環境を一括クリーンアップ
  5. Docker Composeのサービスを指定してAIに起動・停止・再起動を実行させ、CLIを開かずに管理する
  6. コンテナのヘルスチェック状態をAIが定期確認し、異常を検知した際にログと合わせて原因分析を行う

プラットフォーム別の注意事項

  • WindowsWindowsではDocker Desktopが必須です。Docker SocketのパスはWSL2経由の場合と異なります。WSL2を使用している場合は `//var/run/docker.sock` に変更してください。
  • macOSmacOSではDocker Desktopのインストールが必要です。Colima等の代替ランタイムを使用している場合はSocketパスを適宜変更してください。
  • プロキシ環境Dockerイメージのプルやプッシュに社内プロキシを使用する場合は、DockerデーモンのProxy設定を確認してください。